2015-05
けっこう歩きます…
帯同していると、何しろ現場はゴルフ場なので、
ひたすら選手とともに歩くことになります。
実際にプレーするわけでもないですし、カートに乗れるわけでもありません。
坂があったりすると、選手やキャディさんはコース設置のエスカレーターやカートが利用できるところもありますが、
その他の人は、基本的には歩きです!
中にはあるんです、けっこうな坂が…。
↑この写真わかりにくいですが、25度以上あると思います。
スキーで滑ったら怖い傾斜だなと思いながら。まぁ登るんですけどね。
私はまだトレーナーなので頑張れますが、
選手のお母さんとか、通訳さんとか、マネージャーさんとか、あまり体力がなさそうな方もいるので
見ていて不安になります(笑)
だって、練習ラウンドから本番も含めたら5~6ラウンド分はしっかり歩くことになります。しかも毎日。
だから歩かない人もいますけどもね。
私は歩いています。
夏とか誰も倒れませんように…。
ツアートレーナーの一日
ツアー選手に帯同するようになり、2か月が経ちました。
この生活にもだいぶ慣れてきましたので、今日はツアートレーナーがどんな流れで仕事しているのかについて書きたいと思います。
日本の場合どの試合もそうですが、だいたい一週間単位での行動をすることになります。
3日間競技の試合は、金・土・日が試合ですので、その週の火曜日に現地へ移動します。
4日間競技のときは、木・金・土・日ですので、月曜に現地入りということが多いです。
月曜入りの場合は、女子の試合はほぼ毎週試合があるので、前週の試合後日曜日そのまま現地へ移動する感じになります。
私の場合は、選手と行動をほぼ全て共にしていたのでこういう流れになっていますが、
トレーナーさんによっては木~土だけ帯同だったり、金曜日までだったり色々なパターンがあるみたいです。
火曜日・水曜日・木曜日には練習後トレーニングをすることもあります。
試合中のトレーニングはしたりしなかったりですね。選手の体調次第です。
試合のペアリングはだいたい水曜日に発表になります。
ここで、試合初日のスケジュールが決まります。
たとえば、試合初日スタートが8:00だった場合の流れはこんな感じです。
4:15 起床
5:15 移動、朝食
6:15 ウォーミングアップ・ストレッチ
7:00 練習
8:00 ティーオフ
13:00 昼食(食べたり食べなかったり)、練習
16:00 ホテルへ移動
17:00 ケア(選手A)
18:00 夕食
20:00 ケア(選手B)
21:00 レポート作成、翌日の準備、シャワーなど
23:00 就寝
私の場合は選手が2名だったのでケアの時間はさまざまで、
必ずしも上記のとおりではないですが、一例としてはこんな感じです。
担当選手が一人の場合は、ケア2回目がないのでもっと早く仕事は終わりになります。
日照時間が長くなってくる初夏~夏はスタート時間が早いときは7:15というときもありますので、
3時台に起きることもよくあります。
その日の成績で次の日のスタート時間が決まるので、選手も頑張ってます。
まぁ私の場合は選手2名だったので、2人のうちの早い方に合わせて行動することになっていましたから、
いずれにしても朝は早いです(^^;)
選手がラウンドしている間もずっとギャラリーと同じように歩いてまわります。
スイングや歩く様子をみていつもと違うことはないか、何か必要としていないかを常にチェックします。
ときどき氷嚢が欲しいとか、絆創膏が欲しいとか言われますので、持ち物もたくさんです。
基本的には、ラウンド中、練習中は見守るだけということになります。
何もないのが一番ですね。私の出番は少ないほど選手は元気ということです。
朝のストレッチや、練習後のトレーニングなどは、すべてクラブハウスのお風呂場にある脱衣所で行いました。
そこをトレーナーが使用するのは有料ですので、選手によっては屋外やホテルで済ませているようです。
脱衣所だと他の選手もたくさんいて、みんな様々なことをやっているので見ていて楽しいですね。
夜のケアはだいたいホテルで行います。
私はホテルのベッドを使ってケアするのがあまり好きではないので、
マッサージベッドを持ち込んで行っていました。
韓国選手でしたので、K-Popをかけながらということが多かったです。
それまで一度も聴いたことはありませんでしたが、毎日聴いていたら慣れてきて一緒に口ずさめるくらいになっていました(笑)
だいたいこのときに翌日の出発時間を選手に確認しておきます。
終わったら、今日のまとめをして、明日の準備をして、
一刻も早く寝ます。
こんな感じです。
練習ラウンドの日はまた少し違ったりします。
興味がある方がいればまた書こうかなと思います。